以前、地価上昇と再開発に関係についてみたが、今回は再開発により、地価が上昇したエリアでマンション価格がどのように変わってきたかみてみる。
まず、令和2年の地価上昇エリアにおいて、再開発が行われた地点をみてみよう。
(国土交通省 地価公示より)
ここで、高輪ゲートウェイ駅が出来た港区 港-19エリアにあるマンションの成約事例を見てみよう。
個別のマンション名はここでは記名しないが、成約事例から同一マンションで成約価格を調べた。2014年から2021年までで約36%、㎡単価が上昇していることが分かる。
次により遡って過去に行われた再開発とマンション価格をみてみよう。
H28年地価上昇地点とその要因
(国土交通省 地価公示より抜粋)
次に周辺のマンション価格の上昇をみる
2011年から2021年までで約80%の価格上昇みられた。マンション名はふせてある。
【まとめ】マンション価格と地価公示は必ずしも一致するものではないが、こちらの市場の特性や地域要因をみると、地価上昇はマンションにも影響があると言える。
次回は今後行われる再開発のまとめについて考えてみる。